| | 「招き猫」 でも有名な世田谷の古刹豪徳寺では平成16年ごろから壮麗な三重塔を建築してきました。
三重塔は平成17年11月ごろ公開する予定だったそうで、三重塔本体は早く出来上がりました。
しかし、塔内部の細部工事が遅れていたために三重塔完工は2006年(平成18年)5月となりました。 |
上の写真はその2006年(平成18年)3月、桜が咲き始めたころにまだ最後の工事が行われていた豪徳寺三重塔を撮影したものです。
豪徳寺は質実剛健を宗とする禅寺のためか、三重塔本体には塗装を施さず、また金箔をはるということもせず、白木のままだそうです。上の写真に見られるように、それはそれで素朴な中に風格があり、なかなかよいものです。 |
まだ工事中とあって、三重塔の周囲は開け放たれ、職人さんたちが忙しく塔の内外を出入りして最後の仕事をしていました。塔の戸口から内部をのぞくと、三重塔正面奥に祭壇が取り付けられている最中のようで、数人の職人さんが盛んに作業をしていました。 |
| | 三重塔二層軒部には、三重塔に置かれる予定のご本尊と同じ薬師如来像が据えられています。
さすがというべきか、豪徳寺のマスコット 「招福猫児観音像」(まねぎねこ) と同型の像が、同じ三重塔二層目の軒部、薬師如来像の上に置かれ、その近くには可愛らしい子猫たちの像が配されています。 |
三重塔外囲一層目の軒部には、十二支を表すさまざまな像が彫り込まれています。下の写真は、「いのしし」 と 「ねずみ」 の像のようですが、なかなか可愛らしいもののです。 |