 | | 東京文京区千駄木の根津神社は、神代に日本武尊が創建したと伝えられる東京都内でも指折りの由緒ある神社です。 江戸時代には勇武の神として将軍家の帰依が篤く、五代将軍徳川綱吉は現在の壮麗な社殿を造営しました。 朱塗りの立派な大鳥居から入り、露店で賑わう参道をゆっくりと進みました。 |
 | | 行く手に巨大な楼門がそそり立っていました。 大きな楼門には左右に仁王様が置かれている例が多いのですが、この門では左右に将軍家の隋身の像が配されています。将軍家のおきもいりで建立された神社らしいところです。正面右側の随身像は、水戸黄門で有名な水戸光圀公をモデルとしたものといわれます |
境内で向かって左側にある岡には、江戸時代から七千坪の広さにつつじが一面に植えられていたそうです。現在では当時に比べるとかなり面積が小さくなったようですが、それでも数十種、三千株のつつじがあり、4月の花期には豪華な花の山となります。
毎年この時期には、根津神社とその界隈で 「根津つつじ祭り」が行われ、多数の参拝者で賑わいます。 |

実は私どもは昨年の4月末にもこの根津神社を訪れたのですが、昨年の春はなにしろ記録的な暖かさで、私どもが行ったときにはつつじはすでにあらかた散っていました。 再度訪れた今年もやや時期が過ぎかけていましたが、かろうじて名高いつつじヶ岡の華麗な景観を楽しむことができました。 |

 | | つつじの木は、みな丸く刈り込まれているので、つつじヶ岡全体が、華麗な花の波のように見えます。 見物客は、それらつつじの間につくられた通路をゆったりと歩きながら、つつじの花を鑑賞したり、写真やビデオを撮影したりします。見物客の姿が、つつじの花の波間に見えたり隠れたりしていました。 |