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 Windows7とランサムウェア
ランサム・ウィルス 数年前から 「ランサムウェア」 というマルウェア(外部からの不正プログラム)がインターネットを経由して広まってきました。利用者のパソコンを人質にとってお金を強請り取ろうという極めて悪質なサイバー犯罪です。

 初期のランサムウェアは、発売後長い年月が経ってマイクロソフト社のサポートが提供されなくなった古い Windows OS を利用しているパソコンをターゲットとしていました。

現在でもかなり使われている WindowsXP、 WindowsVista などのパソコンにウェブサイトやインターネットメールを経由して入り込み、そのパソコンのファイルを暗号化して乗っ取るというものです。

ランサム・ウィルス ところが、最近は、上記のような WindowsXP、 WindowsVista など古い Windows OS ばかりではなく、現在半数近くの Windows パソコンで使われている Windows7 のガードの甘さに乗ずるタイプのものが蔓延してきました。

 最近、ロシアのセキュリティ関連企業がランサムウェア "WannaCry" に感染した世界中のパソコンについて調査しました。下図チャートはそれらの感染率を Windows OS 別に調査した結果です。

それによると、現在では大分以前に使われた WindowsXP パソコンの感染はほとんど報告されてなく、現在多数使われている Windows7 パソコンの感染が大多数を占めていたそうです。

特に下図チャートから Windows7 64ビット版の感染率が60パーセント以上と非常に高いのが目につきます。

ランサム・ウィルス

 マイクロソフト社は Windows7 の脆弱性については早くから認識しており、ランサムウェア "WannaCry" を回避するためのセキュリティアップデートは同ランサムウェアが蔓延する2ヶ月前には公開していました。

Windows7 パソコンでは、それらマイクロソフト社から発表されたパッチをダウンロード・インストールする Windows Update の機能がありますが、それを適正に利用していれば今回のランサムウェア "WannaCry" による被害は回避できたはずです。

ランサム・ウィルス

 しかし、 Windows7 では、コントロールパネルの設定で Windows Update を実行しないようにすることも可能です。 Windows Update はかなり時間がかかるので、利用しなかった人も多かったのでしょう。

そのようにマルウェアを軽視してパソコンのメンテナンスをおろそかにした利用者が、悪質なランサムウェアに取りつかれたのでしょう。

ランサムウェア対策についてはマイクロソフト社のウェブサイトに詳細に解説してあるので、ぜひご覧ください。


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(2017/05/27(土) 06:45)

 マドリード・オリエンテ広場
 スペイン・マドリードの中央にある王宮前には、オリエンテ広場という大きな広場があります。この広場は王宮の東側に位置することから、オリエンテ(東)広場と名づけられたそうです。

現在のオリエンテ広場は1941年に設計されたもので、広場の両端には下の写真のように美しい自然林が置かれています。それらの内側には、フランス式整形庭園を思わせる庭園があり、そこには多数の白大理石で造られたスペイン王たちの彫像が配されています。

オリエンテ広場

 オリエンテ広場に入り、方々歩き回って見ていると、ギターの音色が聞えました。その方向に行ってみると、若いギタリストが黒い箱の上に座ってギターを奏でていました。

その箱にはアンプとスピーカーが入っているようで、その音をバックにしてギターを演奏しているようです。このような 「カラオケ」 方式は、その後ヨーロッパ各地で若いストリート・ミュージシャンたちが利用しているのを目にしました。

やはり、ギター、マンドリン、バイオリンなどの楽器では、雑踏の中や屋外では音量が不足するので、こういう方法をとっているのでしょう。

オリエンテ広場

 このギタリストの演奏をしばらく聴いていると、相当な腕前であるのがわかったので、近寄って財布のコインを探しはじめました。すると、ギタリストは開けておいた自分のギターケースが風で閉まっているのに気がつき、それを開けてこちらを見ました(^_^)。

そこで、私はそのケースの中にお金を入れて、スペインの作曲家ロドリーゴの名曲 《アランフェス協奏曲》 をリクエストしました。

オリエンテ広場 左の写真は、オリエンテ広場にあった無名戦士碑です。碑裏の説明がスペイン語でわかりませんでしたが、1936年から始まったスペイン内戦の死者を弔うものかと思います。

戦争はどれも悲惨ですが、同じ民族が血を流し合う大規模な内戦は特にすさまじいものです。

アメリカ人作家アーネスト・ヘミングウェイは義勇兵としてスペイン内戦の人民戦線側に参加しました。

 スペイン内戦では、やがてドイツ、イタリアの支援を受けた右翼側が優勢となり、ついに1939年に首都マドリードが陥落してスペインにフランコ将軍の独裁政権が誕生しました。

ヘミングウェイは、パリに帰って国際義勇軍の経験をもとに長編小説 『誰がために鐘は鳴る』 を執筆し、1940年に発表しました。

この地区には、マドリード王宮のほかにオペラ座、セルバンテスのモニュメントがあるスペイン広場などマドリードの観光名所が多数集中しています。観光客を乗せた赤い大型観光バスが、オリエンテ広場の横の道路を曲がってスペイン広場の方向に走って行きました。

オリエンテ広場


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(2017/05/25(木) 06:54)

 ガス販売・大阪夏の陣
 電力販売自由化に続いて、2017年4月からは今度は都市ガスの販売が自由化されました。都市ガス販売自由化の方式は、2016年4月からの電力自由化と同じようなものです。

大手電力事業各社は、現在、自社の火力発電のために大量のLNG(液化天然ガス)を世界中から輸入しています。

電力会社のトップ東京電力が輸入するLNG(液化天然ガス)は、なんと国内最大のガス会社東京ガスの2倍を超えるとのことです。

関西電力のLNG輸入量は日本全体のLNG輸入量の10パーセントを占め、大阪ガスのLNG取扱量よりずっと多いそうです。

関西電力は自社のLNGタンカーを保有しており、それを利用して海岸地区に建設した火力発電所にLNGを供給しています。
それら火力発電所には大量のLNGを保管・解凍できるガスタンクなどの施設があり、すでにそこから下図のように近隣の他社事業所などに天然ガスを販売しています。

NTT東日本研修センタ

 上記のように、2017年4月からは、家庭などエンドユーザーに向けた都市ガス小売りが全面自由化され、需要者は都市ガスの契約先を自由に選べるようになりました。

全国の導管の約5割を保有している東京ガス・大阪ガス・東邦ガスの大手3社を対象に電気事業の場合の発送電分離と同様の 「ガス導管分離」 を実施し、新ガス小売事業者はそのガス導管を借りることで都市ガスをエンドユーザーに販売します。


NTT東日本研修センタ

 この都市ガス販売自由化はもちろん東京地方でも商戦が始まっていますが、特に激戦となっているのは大阪を中心とする関西地方です。

それは、この5月から関西電力高浜原子力発電所3号機、4号機の再稼働が大阪高裁によって許可され、関西電力の経営状態が大幅に好転すると見込まれているためです。

それにより、関西電力は自社のLNGを都市ガスとして低価格でエンドユーザーに販売できると思われます。

下田須崎

 また、高浜原子力発電所3号機、4号機の再稼働により、関西電力は海外から輸入するLNGの量に余裕ができ、エンドユーザーへの販売に振り向けることができるようになるでしょう。

昨年4月からの電力販売自由化では、新規参入した大阪ガスが電力利用量が多い家庭・小事業所などに対して高い割引率を提示し、関西電力のユーザーがかなり侵食されることになりました。

本年4月からの都市ガス販売の自由化では、今度は関西電力が豊富なLNG取扱量の一部を利用して一般ユーザー向けの都市ガス販売でリベンジに乗り出すのでしょう。


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(2017/05/23(火) 06:34)

 NTT東日本研修センタ・紫モクレン
 NTT東日本研修センタはNTT東日本グループの総合研修所で、小田急成城学園前駅からバスで10分ほどのところにあります。
構内にはソメイヨシノが多数植えられており、春のシーズンには構内の一部が桜を愛でる人々に開放されます。

NTT東日本研修センタは64年もの歴史があり、広大な構内の各所には開所のころから生育してきたと思われる巨木が多数あります。

今回は私どもはソメイヨシノが満開になった時期にここを訪れましたが、構内の奥のほうに下の写真の紫モクレンの大木が樹いっぱいにみごとな花をつけているのを見つけました。

NTT東日本研修センタ

 私は昔から 木蓮 が大好きで、方々の木蓮を見てきましたが、これほどみごとな紫木蓮は他には知りません。紫モクレンの花が最も状態がよい時期に会うことができて、幸せでした。

構内にある大きな雑木林の中にも同じ紫木蓮の大木がかなりあったので、これらは植えたものではなく自然に増えたのでしょう。

ここの紫木蓮は、花のサイズが大きくまた王朝時代の打ち重ねのように花弁の内側が白く外側が艶やかな紫になっています。紫木蓮の大木がほとんど剪定されていないので、枝が地面に向かって大きく垂れ下がり、大きな花が私どもの顔の辺りで咲いていました。

NTT東日本研修センタ

 広大な構内には、時の流れに取り残されたように何十年も変っていない部分がたくさんあります。国木田独歩の短編小説 『武蔵野』 に描かれているような雑木林がありました。まさに、武蔵野の原風景を思わせる景観でした(下の写真)。

ソメイヨシノが満開になった時期なので、雑木林の木々はまだほとんど葉を落としたままです。わずかにこずえが芽吹き始めた樹木がありましたが、ブナの仲間でしょうか。この時期の雑木林は地面まで陽光がとどきますが、その日の光を受けて芽吹いた葉先が輝いていました。

NTT東日本研修センタ

 雑木林の奥のほうに入って行くと、なにか材木で組んだ四角い枠のようなものがありました(下の写真)。その木組みには 「あぶない」 という札が貼ってあったので、子供のための遊具などではないようです。

雑木林の木々から落ちてくる葉や昆虫などを採集して調査しているのでしょうか。太陽光電池は見当たらないので、林間の日射量を調査しているのではないと思われます。

木組みには 「あぶない」 という札が貼ってありましたが、子供たちがこれを見たらすぐよじ登りたくなりますね。

NTT東日本研修センタ


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(2017/05/21(日) 07:18)

 コンビニの太陽光発電
 私の家から少し離れたところにあるコンビニの前を通りかかったところ、その横に長い平らな屋根にずらりと青い太陽光パネルが載せられているのに気がつきました。

コンビニは、照明、冷暖房、冷蔵・冷凍ストッカーなどにかなりの電力を必要とします。また、その営業時間が朝から夜遅くまでと長いので、年間では建物の大きさの割には大変大きな電力を消費します。

そこで最近では、電力料金を節減するために、コンビニにこのような太陽光発電設備を導入する動きが盛んになっています。

コンビニの太陽光発電

 コンビニでの太陽光発電利用は、下図のように屋根に載せる太陽光発電パネルと蓄電に利用するリチウムイオン電池と電力会社から購入する系統電力を組み合わせる形式が普通です。

お昼前後の時間帯は、晴天の場合には太陽光パネルから相当な電力が発生するので、それをコンビニ内の冷房などに利用し、余裕ができればリチウムイオン電池に蓄電します。

天気がよくて太陽光パネルからの発電量が大きければ、この時間帯は電力会社から購入する系統電力の消費を大幅に低減できます。

コンビニの太陽光発電

 コンビニでは、夜間は照明用の電力消費がかなり大きいということです。冬場の夜間には、エアコンによる暖房の電力も必要です。

この時間帯では、電力会社からの系統電力をメインに利用し、昼間にリチウムイオン電池に蓄電した太陽光の電力を補助として使います。

下図のグラフはそのようなコンビニでの電力利用の内容を示したもので、お昼前後のピーク時電力必要量が太陽光パネルからの電力でかなりカバーされ、下図で暗い緑色の棒で示した系統からの購入電力が一日を通してほぼ一定のレベルに収まっているのがわかります。

コンビニの太陽光発電

 コンビニでは、系統電力は低圧電力で30kWぐらいで契約しているところが多いということです。都内のコンビニの年間電気料金は、2012年度では平均して334万円だったそうです。

上記のようにコンビニに太陽光発電を導入する場合は、発電能力10kwの太陽光パネル(50枚くらい)を屋根に載せ、蓄電能力10kwのリチウムイオン電池を併用する例が多いとのことです。

この場合の太陽光発電による電力料金低減は月間2万円ほどといわれ、それほど大きくありません。しかし、上記のように系統からの購入電力が一日を通してほぼ一定となるので電力会社の電力契約を下げることができ、年間電力料金の低減につながるそうです。


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(2017/05/19(金) 07:36)

 世田谷代官屋敷・土間
 東急世田谷線上町駅の近く、有名な 「ボロ市通り」 の中央部に、「世田谷代官屋敷」 という時代のついた建物があります。

世田谷代官屋敷は、江戸時代中期以来、彦根藩世田谷領20カ村の代官を世襲した大場家の役宅で、大場代官屋敷とも呼ばれています。

入口から家の中をのぞくと、広い土間があるのが見えます。私は、昔、千葉の田舎に住んでいましたが、土地の豪農の家にもこのような大きな土間があったのを思い出しました。

その土間には農機具、むしろ、収穫した作物などが置かれており、雨の日には農家は土間でさまざまな仕事をしていました。

代官屋敷の台所

 千葉の豪農の家にあった広い土間の一隅には、煮炊きをするかまどなどが設置されているのをよく見ました。この世田谷代官屋敷でも、下の写真のように土間に土と石で築かれたかまどがあり、その上に昔使っていた赤さびた大釜が載せてありました。

私が子供のころは、生家の土間にもへっついと呼ばれた大きなかまどがあり、そこで火を焚いてご飯を炊いたり煮物をつくったりしていました。

代官屋敷の台所

 代官屋敷のかまどの横に、太い丸太をくりぬいて作った臼がいくつかあり、それと組み合わせて使う杵も置かれてありました。

昔は、臼は餅を搗くだけでなく、栗や栃などの実を粉にしたり、乾だらなど魚の干物をたたいて柔らかくするなどにも盛んに使われました。

そこで、当時の豪農の家では、臼・杵はすぐ使えるようにいつもこのように土間に置いてあったのでしょう。

代官屋敷の台所

 かまどの近くの高いところには、下の写真のように小さな神棚が設けられてあり、火の神様が祀ってありました。

これは 「荒神(こうじん)様」 という神様で、家を火災から守り、家族の生命力となる食事を作る大切な場所である台所を守るとされます。

代官屋敷の台所 昔は、年末になると神社で正月のお札を買ってきて、家の中に貼りました。

神社では荒神様のお札も販売しており、それを買ってきて台所の神棚の近くに貼ったそうです。

毎朝炊いたご飯をひとつまみ荒神様の小さなお茶碗にお供えして、その日の無事を祈りました。


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(2017/05/17(水) 06:47)

 ランサムウェアにご注意
 数年前から 「ランサムウェア」 というマルウェア(外部からの不正プログラム)がインターネットに広まりつつあると聞いていました。

つい最近に至って、そのランサムウェアが欧米を中心に爆発的に蔓延し始めました。日本でもそれを利用して不法にお金を得ようとした17歳の少年が逮捕され、その脅威が現実のものとなりました。

ツバメの飛来 ランサムウェアに汚染されたパソコンを起動すると、たとえば左図のような警告文が表示されます。

利用者のパソコンに搭載されているハードディスクのファイルを勝手に暗号化したので、パソコンは正常に動作できなくなった、それをもとに戻すには 「ビットコイン」 を支払ってくれ、という内容です。

 ランサムとは人質を解放するために相手側から要求される身代金のことです。上記のように利用者のパソコンを人質にとってお金を強請り取ろうという極めて悪質なサイバー犯罪です。

現在被害の出ているランサムウェアは、犯罪者が下図のようにガードの甘いウェブサイトのサーバーに侵入し、不正プログラムをそのウェブサーバーに埋め込むものです。

ツバメの飛来 マイクロソフト社のサポートが切れたOSをまだ使っている古いパソコンなど、OSに脆弱性のあるパソコンのウェブブラウザでその汚染されたウェブサイトを閲覧すると、ウェブサーバーに仕込まれているランサムウェアが、利用者のパソコンにコピーされます。

 やがて、利用者が自分のパソコンを起動したとき、そのランサムウェアが動作し、前記のような警告画面を表示するわけです。

ランサムウェアは、電子メールを媒体として感染する場合もあります。送りつけられた電子メール中のリンクをクリックすると、そこから不正プログラムが利用者のパソコンに送り込まれるという方法です。

これらランサムウェアは、どこかインターネット上に配布元があり、ブラックマーケットでそれを購入して利用できるようになっているそうです。上記17歳の少年もそのランサムウェアを購入し、ウェブサイトかメールの中で利用したのでしょう。

下田須崎

 ランサムウェアは、Windows などOSの脆弱性に乗じて動作するようになっています。そこで、まずはマイクロソフト社がすでにサポートを停止した旧型 Windows OSが、ランサムウェアのターゲットになります。

WindowsXPは、CPUパワーが小さくメモリも少ない旧型パソコンでも動作する点がうけて、それまで長年にわたって広く使用されました。下図に見られるように、マイクロソフト社は2014年4月9日にWindowsXPのサポートを終了しています。

下田須崎

 上図のようにマイクロソフト社がサポートを終了したのちも、WindowsXPを現在にいたるまでそのまま使用し続けている利用者が相当います。一般家庭では、古いパソコンをそのまま使い続けている例が非常に多いようです。

現在ではWindowsXPに関してはセキュリティー更新プログラムが提供されなくなったので、Windows XP の利用者は新種のウィルスなどにより今後大きな被害をこうむる恐れがあります。

ランサムウェアによる被害を防ぐには、まずはマイクロソフト社がサポートを停止した古いWindowsOSの利用をやめて、現行のOSで動作するパソコンを使うようにしましょう。

その上で、その新OSのもとで動作するアンティウィルスソフトをパソコンにインストールして、不正プログラムに対してガードを強くしましょう。


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(2017/05/15(月) 06:47)

 下田 ・ 恵比寿島
 私どもは、伊豆・下田市の南東、黒潮に突き出すように伸びている須崎半島の民宿に向かいました。伊豆急下田駅前からバスに乗り、20分ほどで須崎のバス停に着きました。

民宿のあるあたりの海は須崎湾という小さな湾になっており、そこに漁港があります。漁港の南側に恵比寿島という小島があり、小さな橋がかかっていて渡れるようになっていました。

下田須崎

 島の中央部は小高い丘になっており、その一帯は海辺でよく見る樹木が茂った静かな森が広がっていました。森の中心には、恵比寿神社という古い神社があるそうです。

森の中を歩くと、相模灘を見渡す高い崖の上に出ました。離れたところに横に長く見える陸地は、須崎湾の対岸、下田の南部でしょうか。

須崎湾には、朝の漁にでかける小さな漁船がいくつも沖の相模灘に向かって進んでいました。漁船のエンジン音が波静かな須崎湾を伝わって、こちらに聞こえてきました。

下田須崎

 静かな海岸をしばらく歩いていると、大きな灰色の岩になにか文字が刻んであるのを見つけました。近寄ると、漂泊の歌人として有名な若山牧水の歌碑のようです。

歌碑には

    友が守る灯台は

      あはれわだなかの

        蟹めく岩に白く立ち居り

と刻まれてありました。

牧水は友人が灯台守をしていた神子元島灯台を訪れ、しばらく滞在したことがありました。のちに、この恵比寿島に来て神子元島を海のかなたに遠望し、この短歌を詠んだということです。

下田須崎

  須崎湾をのぞむ崖の下には、写真のような岩場が海岸まで広がっています。 「千畳敷」 とよばれる場所で、波が削った浅瀬がその後の隆起によって海面上に姿を現した 「波食台」 の地形だそうです。

眼下の岩畳の間には、岩海苔でしょうか早くも瑞々しい緑の海草が萌えはじめ、早春の気配が感じられました。その千畳敷の突端で、竿掛けに釣竿をセットして海釣りをしている人が見えました。

下田須崎


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(2017/05/13(土) 06:43)

 ツバメの子育て
 家の近くを散歩している途中、道に面したあるお宅のあたりでジュー、ジューというような小鳥の鳴き声が聞こえてきました。

その鳴き声がする方に歩いてゆくと、家の庭先からツバメが飛び出して、すいと身を翻して道路の上を飛び去りました。

ツバメの飛来

 そのお宅の軒先に、ツバメが巣を作っているようです。近寄って見ると、家の庇の下に巣があり、その中に4羽のヒナがいて大きな鳴き声をあげて親を呼んでいました。

ツバメは肉食で、親鳥は野原や道路の上を飛び回って空中にいる昆虫などを捕り、巣に持ち帰ります。巣ではいつもお腹をすかせたヒナたちが親鳥の帰りを待ちかねており、親の姿を見るといっせいに大きな口をあけて親がとってきた虫をねだります。

ツバメの子育て

 ツバメは東南アジアなど暖地で冬を過ごし、春になるとはるばると日本に渡ってきます。日本の各地では、通常その土地にサクラ前線が到来する前後に渡ってきたツバメの姿が見られるそうです。

渡ってきたツバメは、民家の軒先などに草の葉をこねた泥でつなぎ合わせて巣を作り、数個のタマゴを生みます。その後2週間ほどでタマゴは孵化し、ツバメのヒナが誕生します。

ツバメの飛来 日本に渡ってくるツバメは、秋になると左図のように島伝いに東南アジア各国に飛んでゆき、冬を越します。中には遠く赤道を越えてオーストラリア北部にまで7000㎞近くも行くものもあるそうです。
あのわずか20㎝足らずの小さい鳥が、一年間にそれほどの長距離を往復するとは、とても信じられないような話です。

 私は昔から小鳥を見るのが大好きで、よく双眼鏡を持って森の中を歩いてバードウォッチングをしました。しかし、私どものレベルでは、小鳥の姿はそう簡単には見られないものです。運よく小鳥の姿はとらえられても、たいていは非常に遠くで細部はよくわかりません。

ところがツバメの場合は、普通の野鳥とはまったく違い、民家の軒先などに営巣して子育てをします。それは、天敵であるカラスやへびなどが近寄るのを防ぐためとされます。
いわば、民家の居候のようなものなので、ツバメが子育てをする様子をまじかに見ることができます。


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(2017/05/11(木) 07:26)

 スペイン旅行 ・ マドリード王宮 (2)
 スペインの首都マドリードにあるマドリード王宮は、歴代のスペイン王が暮らしてきた王宮で、オリエンテ宮ともよばれます。

マドリード地下鉄のオペラ駅で下車し、広大なオリエンテ広場を通りぬけるとマドリード王宮の正面に出ました(下の写真)。

マドリード王宮

 17世紀後半に入ると、スペインはなおヨーロッパの強国の一つではありましたが、次第にイングランド、オランダ(ネーデルラント連邦共和国)、フランスなどに圧迫されるようになっていました。

その時期の1683年にフランスのブルボン家出身のフェリペ5世が即位しました。フェリペ5世は、スペインの国威発揚のために、フランスのヴェルサイユ宮殿をモデルとした大宮殿の建設に着手しました。

そのマドリード王宮を正面から見ると、上の写真のように横幅が広い大理石造りでヴェルサイユ宮殿によく似ています。

マドリード王宮 王宮前のオリエンテ広場に、フェリペ5世の父フェリペ4世の騎馬銅像がありました(左の写真)。後ろ足で立ち上がった馬に乗り、手には笏のような短い棒を持っています。

フェリペ4世は、例のヴェラスケスの名画 「王女様」 に描かれている顔がとても長い王様で、マルガリータ王女のお父さんです。

 私どもは、残念ながら時間の関係でマドリード王宮には入れませんでしたが、王宮内部にはディエゴ・ベラスケス、カラヴァッジオ、フランシスコ・デ・ゴヤなどの傑作絵画が多数飾られているそうです。

現在では、2800室もある広大な宮殿のうちの50室が観光客に解放されており、マドリード観光の人気スポットの一つになっています。王宮内の見学は、残念ながら写真撮影不可だそうです。

マドリード王宮

 王宮内への入口は、下の写真のように衛兵たちによって警護されています。王宮は現在は国の重要施設なので、この入口から入場する際には衛兵によって荷物の検査が行われます。

衛兵たちは月に一度交代しているとのことで、その衛兵交代式がイギリスのバッキンガム宮殿の衛兵交代式と同じように観光客たちの大人気イヴェントになっています。

衛兵交代式は当日の正午に行われますが、それを見るために11時過ぎから観光客が長蛇の列をつくるそうです。

マドリード王宮

 王宮の南側にすぐ隣接して、尖塔をもつドームと鐘楼がそびえているのが見えました。マドリードの守護神といわれる聖女アルムデナを祭るアルムデナ寺院です(下の写真)。

この寺院の建築はネオ・バロック様式で、華麗なバロック様式の王宮とはややイメージが異なります。ドームと鐘楼の屋根が青灰色で、非常にエグゾティックな印象があります。

2005年5月には、この寺院で当時のフェリペ皇太子(現在のスペイン国王)の結婚式が行われました。フェリペ皇太子は身長2m近い体格で、1992年のバルセロナオリンピックではヨットの選手として出場しました。

マドリード王宮


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(2017/05/09(火) 07:23)

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